今回は少し珍しいご利益があるお寺へ参拝してきました。
酒乱が治るというご利益がある『法清寺の”かしく寺”』というお寺。
かしく寺の境内は狭くて時間はかかりません。
ついついお酒を飲んでしまう方、お酒の失敗が多い方にお勧めのお寺です。
法清寺かしく寺のご利益はお酒飲み向け
まずは法清寺の由緒や歴史からご利益を見ていきます。
法清寺は日蓮宗の寺院で通称”かしく寺”と言われています。
かしくとは昔の遊女の人の名前。
酒乱として有名だった”かしく”はある日、酔った勢いで兄に逆上して殺害してしまうんです。
そういったお酒で失敗した人のお墓。
だからこそ『よいまもり(酔い守り)』として酒乱のご利益がある評判になったんですね。
由緒板には以下のように書かれていました。
かしく様は北の新地新屋敷の遊女でしたが、平素はおとなしい女に似げなく酒を飲むと変わったように前後を忘れるくせがあって兄の吉兵衛からいつも意見をせられていました。
ある日も酒のことからいさかいとなりついにあやまって兄を傷つけてしまいました。
兄殺しの罪でかしく様が処刑せられたのは今から二百十八年前の寛延二年三月十八日のことです。その処刑にのぞんでかしく様は油あげを所望しその油を髪につけてきれいにときつけ町々を引きまわされたので女の身だしなみを忘れぬ奥ゆかしさが評判となり芝居に仕立てられました。
かしく様は最後の一念で自分と同じ悪癖になやむ世の人のために悪酒を止め酒に乱れぬ神霊とならんと誓願しました。
この墓に香華を供えて立願する人の絶えないのはこうしたわけであります。法清寺は俗にかしく寺といわれ凶を転じて福となすよいまもり(酔い守り)を授与し命日の三月十八日には毎年盛大なかしく祭りを執行しております
大阪市北区にある法清寺”かしく寺”へのアクセス方法!梅田からの行き方
次は法清寺の基本情報とアクセスを見ていきます。
住所は大阪市北区にあるし、駅からも近いので利便性が良いですよ。
かしく寺の住所・電話番号などを見ていく
- 読み方 法清寺(ほうせいじ)
- 住所 〒530-0057 大阪府大阪市北区曽根崎1丁目2-19
- マップコード
- 電話番号 06-6364-8967
電車だと梅田や北新地が近い
電車からだと阪急の梅田駅・地下鉄の東梅田駅・JRの北新地駅から徒歩圏内です。
梅田にあるのでどの沿線からでもアクセスできるのが便利。
いつも利用している路線を使って法清寺
駐車場はないがパーキングエリアがある
法清寺はお寺の境内は広くありません。
なので境内に専用の駐車場は見つかりませんでした。
ただお寺の真横にパーキングエリアがあります。
こちらに停めることができれば理想ですね。
(梅田なので満車リスクもありますが。)
法清寺”かしく寺”の参拝の様子と御朱印を写真で紹介
最後に私が法清寺へ参拝したときの様子を写真を添えて紹介していきます。
境内は広くないので参拝時間は15分もあれば十分です。
当日は快晴なので良い写真が撮れました。
法清寺”かしく寺”の正門
法清寺の入り口はこちら。
大きいわけではなく、むしろ個人宅のような門になっています。
見逃しやすいので上の写真を覚えておきましょう。
法清寺”かしく寺”の手水舎
手水舎は用意されていますが、お世辞にも清潔に保っていたわけではありませんでした。
私はここで手を洗うのは躊躇してしまいましたね。
持参していたウェットティッシュで手を拭きました。
法清寺”かしく寺”には”しゃもじ”がある
こちらがお参りするところ。
近づくと、内側にはたくさんの”しゃもじ”がかけられていました。
参拝した方の願いがかかれたしゃもじ。
絵馬のような使い方をしていますね。
願い事はほとんど『お酒を減らして健康になりたい』とか『お酒の失敗をしませんように』といったお酒関連のお願いごとでした。
法清寺”かしく寺”はアクセスも良い!お酒好き向けのお寺
今回は梅田にある法清寺のご利益やアクセス方法・境内の様子を紹介しました。
お酒が好きで日頃から飲んでいるからは健康やお酒での失敗をお願いしに参拝することをおすすめします。
梅田にあるのでお買い物のついでや食事にきたときも、ふらっと寄ることができますよ。
また大阪市北区には他にも珍しいご利益の神社があります。
こちらも法清寺から徒歩圏内なので、ぜひ参拝してはいかがでしょうか。