門戸厄神へ参拝

半日ほど時間が取れたので、以前から行きたかった門戸厄神の東光寺へお参りしてきました。

電車から、ゆるやかな坂道をまっすぐ歩いた先にある大きなお寺。

地元では人形供養ができる場所として有名です。

門戸厄神ご利益としては厄除け開運があります。

今回はそんな門戸厄神の境内の様子やお参りの方法をお話します。

駐輪場も駐車場もスペースが広いので、お正月以外は満車の心配もありません。

一人でもご家族でもお参りできる場所があるし、末社も多いので自然を感じてリラックスしながら参拝できますよ。

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門戸厄神のご利益は厄除け・開運

門戸厄神東光寺のご利益を知って、どういうときにお参りするお寺かを見ていきます。

東光寺で祀られているのは厄神明王さま。

“厄神”という名前のとおり厄除けや、開運のご利益があると言われています。

嵯峨天皇が41歳の厄年で見た夢で、愛染明王と不動明王が一体となり災厄を打ち払い魔を退治する力を感じたことが由来と言われています。

門戸厄神のお守りの値段や効果

門戸厄神のお守り

また門戸厄神にはお守りやお札も数多く扱っていました。

お守りも多くは厄に関するもので、それ以外だと学業や安産のお守りもありましたね。

お守りの種類と値段
  • 金欄身代わり御守(500円)…一般的なお守り(病気・怪我・事故など災難除け)
  • 剣先御守(300円)…財布や定期入れにいれる厄除けのお守り
  • 木札身代り御守…厄神明王さまの木札が災難の身代りとなる
  • 七色房御守(500円)…贈り物用。
  • 巾着御守(500円)…子供用
  • 進学・学業成就御守(500円)…入試合格や
  • 安産御守(500円)…厄年で出産を迎える人はこちら。贈り物にも。
  • 小矢(300円)…魔除け
  • 交通安全御守(500円)…自転車・自動車などの安全運転

またお札も病気や天災・盗難・火災などの災難を防ぐと昔から言われています。

門戸厄神ではお札の種類も豊富でした。

門戸厄神のお札
お札の種類
  • 家内安全御札…家族全体の厄除けのお札。居間や寝室の天井か壁に、南か東に向くように祀る
  • 銀帯御札…厄除開運、家内安全の御利益。社に祀る。
  • 大黒天火難除御札…火難除け。台所に南か東に向くように祀る。

お守りやお札以外にも厄除けグッズも寺務所で扱っています。

参拝の際は、どれを買おうか悩んじゃいますよ。

門戸厄神の厄除けグッズ

門戸厄神で厄払いする料金や時間

門戸厄神の特別祈願
場所 門戸厄神

門戸厄神の厄払い(祈祷)は2種類あります。

小厄にあたる方向けの年祈祷と、大厄にあたる方向けの特別祈祷の2つ。

値段や時間が違うので、どちらを選ぶかは先に決めておくと迷わずにすみますよ。

門戸厄神の祈祷

① 年祈祷

  • 値段 5000円
  • 形式 申し込んだ翌日から本堂で1年間祈祷してもらう
  • 時間 10分(申し込むだけ)

② 特別祈祷

  • 値段 10000円
  • 形式 本堂でお祓いを受け、翌日から1年間祈祷してもらう。祈祷から一年後にお札参り
  • 時間 30分

年祈祷も特別祈祷も、どちらも事前の予約はできません。

寺務所にて受け付けています。(9時~16時まで)

祈祷後は祈祷札をもらって、祈祷は終了。

このお札は厄神明王様の分身として自宅で祀るものです。

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門戸厄神の人形供養(ぬいぐるみなど)の費用は?

門戸厄神では人形の供養も基本1体1000円で行っています。

雛人形や日本人形・ぬいぐるみなどの人形を供養し、感謝や労をねぎらいます。

門戸厄神の人形供養

供養日は11月19日ですが、人形の受付は3月から11月まで受け付けています。

毎年というわけではありませんが、2017年には門戸厄神人形供養イベントが開催。

人形供養のぬいぐるみ

ウルトラマンや腹話術師・パフォーマーの方が来ることも。

またミニ阪急電車を運行できるイベントが開かれました。

門戸厄神へのアクセス方法!3つの行き方

門戸厄神へのアクセス方法は①電車、②自転車、③車と3つの方法があります。

東光寺の場所を地図で確認して、それぞれのアクセス方法や営業時間を見ていきましょう。

門戸厄神は兵庫県西宮市にある!場所を地図で確認

門戸厄神の表門
門戸厄神の基本情報
  • 住所〒662-0828 兵庫県西宮市門戸西町2番26号
  • マップコード12 627 892*14
  • 電話番号 0798-51-0268
  • 営業時間 電話受付9:00~17:00、祈祷の受付9:00~16:00

阪急門戸厄神駅から徒歩!バス停は少し遠め

最寄り駅は阪急宝塚線の門戸厄神駅になります。

駅から案内板もあるので、歩いていて迷うことはありません。

少し坂道が続くのでバス停を利用したいところですが、最寄りのバス停と言える場所がないのがネック。

結局バス停からも少し歩く必要があるので、待ち時間とかも考えると駅から歩いた方がよさそうです。

近所なら自転車もOK!駐輪場もある

門戸厄神の自転車置き場

ご近所に住んでいるなら自転車でもアクセス可能です。

参道の途中に参拝者用の駐輪場がありました。

門戸厄神の駐車場!お正月は車を通行止めする期間がある

門戸厄神の専用の駐車場

門戸厄神には専用の駐車場も複数あります。

駐車場自体は広くありませんが、複数用意してくれてるので停められる可能性は大。

ただ注意したいのは、お正月など参拝者が多くなるシーズン。

公式HPでも記載されていましたが、厄除大祭が行われる1月17日~19日は交通規制が引かれ駐車場は全面閉鎖となります。

車での参拝を考えているなら、お正月の時期だけ注意しましょう。

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門戸厄神への参拝レポ!参拝時間は1時間。御朱印は時間に注意

では次に門戸厄神の境内の様子を写真付きで紹介していきます。

参拝時間は参道から歩いたとして1時間ほど。

門戸厄神の東光寺の境内

夕方が空いていますが、御朱印をいただきたいときは寺務所の時間だけ気を付けましょう。

参道の横に腹切地蔵!お腹の不調へのご利益

腹切地蔵

参道からのルートを紹介しようと思ったのですが、少し脱線します。

参道から1本、道が外れたところに腹切地蔵を発見。

お腹に関する病気が治るという信仰があったお地蔵さんになります。

お腹の不調があれば、腹切地蔵もぜひ寄ってみましょう。

「自分には関係ない」と思う方は無視して参道を歩いてOKです。

参道沿いに智照院観音堂(別院)

門戸厄神の参道

参道を歩いていると右手に智照院観音堂があります。

智照院観音堂

境内の外にある別院ですが、こちらには聖観音という仏様が祀ってあります。

聖観音とは観(正しく物事を見て)・音(救いを求める人の声を聴く)。

こちらにも参拝をしてから境内へ向かいましょう。

東光寺の南門から表門へ

門戸厄神の南門

参道をまっすぐ歩くと南門へ到着します。

もちろんこちらからでも入れますが、私はせっかく参拝するので、ぐるっと回って表門から入りました。

門戸厄神の表門

表門には厄年にちなんだ42段の男厄坂と呼ばれる階段があります。

門戸厄神の男厄坂
男厄坂

階段を一段一段登って厄を落とすという意味があるので、できれば表門から入りましょう。

門戸厄神の鳥居をくぐって手水舎で手を洗う

門戸厄神の鳥居

階段を42段登った先に立派な鳥居があります。

鳥居をくぐって右手に手水舎があるので、まずはこちらで手を清めましょう。

門戸厄神の手水舎

今から境内を見て回りますが、門戸厄神の境内はけっこう広いです。

右からくるっと一周して、参拝スポットを紹介していきますね。

庭園と子守地蔵尊

門戸厄神の庭園

手水舎の先にあるは庭園があります。

(トイレも手水舎の奥に)

庭園

狸の置物がたくさん置かれていました。

庭園を回って境内の真ん中へいくと子守地蔵尊があります。

子守地蔵尊

階段を上りたいところですが、その前に左手にある不動明王へお参りをしましょう。

不動堂に不動明王が祀られている

左手にあるお堂は不動明王を祀っています。

不動とは言葉の通り、揺るぎない悟りの心という意味。

すごく怖い顔をなさっています。

そえ護摩のお焚き上げ

そえ護摩のお焚き上げは、こちらのお堂で行われます。

門戸厄神にある狛犬を通り中桜門へ

門戸厄神の狛犬

不動堂へのお参りが終わったら、境内の真ん中にある階段へ。

狛犬の間を通って階段を登ります。

門戸厄神の女厄坂

こちらの階段は先ほどと違って女厄坂と呼ばれ33段あります。

1段ずつしっかり登って厄を落としていきましょう。

中桜門

階段の先にあるのが中桜門

天井を見てください。龍の絵がめちゃくちゃキレイで迫力があります。

薬師堂は病気平癒や健康成就のご利益がある

階段を上るとお堂がたくさん並んでいます。

まずは寺務所がある右手から順に見ていきましょう。

門戸厄神の薬師堂

上の写真は薬師堂(お薬師さん)

ご本尊である薬師瑠璃光如来を祀ってあります。

薬師瑠璃光如来

「私の名を聞けばいかなる病も悉く除かれ、身も心も安楽になる」といわれ、大医王とも呼ばれています。

病気平癒や長寿健康などの目的で参拝されたなら、薬師堂へのお参りを忘れずに。

厄神堂は厄除けの祈祷が行われる場所

厄神堂

薬師堂の隣にあるお堂が厄神堂。

日本三躰の厄神明王が祀られています。

厄払いをされた方は、その後一年間、厄除け開運のご祈祷を門戸厄神でしていただけます。

そのご祈祷が行われる場所が、こちらの厄神堂になります。

厄神さん

お堂の横には、どこかの学校が作ったと思われる大きな版画が貼られていました。

厄神堂の後ろに稲荷社と奥の院がある

厄神堂の裏側の道

次のお堂へ移動する前に、厄神堂の右手に注目。

実は一本道があるんですね。

稲荷社と奥の院

そして厄神堂の裏には稲荷社と奥の院があるんです。

こちらはすごく見落としやすいので要注意。

大黒堂・愛染堂は商売繁盛や縁結びのご利益がある

門戸厄神の大黒堂・愛染堂

先ほどの裏道を抜けると、目の前に大国堂・愛染堂があります。

こちらでは大黒天愛染明王を祀ってあります。

大黒天

七福神の商売繁盛の仏様でもある大黒天は財福神として祀られています。

また愛染明王は全身が赤色なのは愛情・愛欲を表していて縁結びの本尊でもあります。

出世や恋愛成就を考えているなら、こちらのお堂へお参りをしましょう。

祈願かえる。開運や金運など願いごとを祈願

門戸厄神の祈願かえる

大国堂の横にあるのがカエルの像。

カエルは神社やお寺にたまに置いてありますが、語呂合わせが良いんです。

例えば『無事に帰る』とか『お金が返る』、『無くしたものが返ってくる』など。

開運・金運・人事円満・仕事運工場・恋愛・結婚・子宝成就・家庭円満など、何か願い事を祈願カエルに願いましょう。

延命魂は長寿や病気平癒のご利益を求めてお参り

門戸厄神の延命魂

祈願かえるの横にある根っこも語呂合わせが良いもの。

延命魂(えんめいこん)と根(こん)を掛け合わせているのかな。

延命魂はもともと高さ60mになる樹齢800年の杉でした。

それを門戸厄神に賜った霊木と言われています。

延命魂という名前のとおり、長寿や病気平癒のご利益があります。

こちらの木は触っても大丈夫。

木を触ってから、自分の身体が悪いところに触れて治るように祈りましょう。

法輪杉は厄除開運や家内安全

また延命魂の隣にあるのが法輪杉

こちらも大きな杉ですね。

和に(輪に)よって開運が生まれると言われています。

厄除開運・家内安全・身体健全・息災延命を願います。

大師堂は空海を祀っている

門戸厄神の大師堂

祈願かえる⇒延命魂⇒法輪杉と3つ並んでいました。

その先にあるのが大師堂。

厄除大師

真言宗の空海を祀っています。

教科書で習った有名な人。。

慶寿石は触ってパワーをいただく

門戸厄神の慶寿石

大師堂へのお参りをすませると、最初の中桜門へ戻ります。

ここでぐるっと境内を一周したことになりますね。

境内の真ん中にあるのが、慶寿石です。

石なのですが、これは見た目の通り最初は樹木でした。

樹木が地中に8000万年ほどあって石になったと言われています。

こちらも延命魂と同じく触っても大丈夫。

少し冷たくて、パワーが体に入ってくる感じがします。

金箔宝珠(奉納金箔)で感謝を示す

金箔宝珠

境内のちょうど真ん中にあるのが金箔宝珠。

こちらは祈願をしたことに感謝をする場所。

金箔宝珠の奉納の手順

厄除開運やお礼参りのときにお供えとして金箔を奉納します。

詳しい手順は金箔宝珠の上に写真付きで掲載されていました。

寺務所で御朱印・御朱印帳をもらう!時間は16時まで

門戸厄神の寺務所

以上で門戸厄神の境内の参拝は終わりました。

最後にお参りした記念として、御朱印御朱印帳が欲しい場合は寺務所へ行きましょう。

門戸厄神の御朱印帳

注意したいのは御朱印がもらえる時間帯について。

寺務所が9時から16時なので、この時間帯にもらうようにしてください。

これで門戸厄神の境内はすべて回りました。

あとは行きで登った階段を下っていくだけ。

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四国八十八カ所めぐりが門戸厄神でも可能

四国八十八カ所めぐり

門戸厄神の境内の参拝は先ほどで終わりました。

ただもう一か所、少し珍しい場所があるんです。

それが境内のすぐ隣にある四国八十八カ所めぐり。

通常は四国をぐるっと回りますが、こちらでは手軽に八十八箇所をめぐることができます。

門戸厄神の四国八十八カ所めぐり

この敷地内には四国各札所の砂を敷いて、各本尊を祀っているんですね。

『四国八十八か所巡りに興味があるけど、そんなに時間は取れない』と一度でも思った方は、ぜひ門戸厄神の八十八箇所巡りへ。

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門戸厄神のお祭り・イベント行事

門戸厄神は年中行事も盛んに行われています。

もし参拝する日にちか以下の日程に近いなら、行事と合わせてお参りしてはいかがでしょうか。

お正月は祈祷会と厄除け大祭

門戸厄神の年中行事

1月1日は初詣に合わせて新年祈祷会

国家安泰や五穀豊穣・厄除開運を祈願しています。

また1月18日・19日には厄除け大祭が開かれます。

家内安全や無病息災を願い、”そえごま”に願いを書き焚き上げます。

また邪気を祓う”法弓の儀”や”法剣の儀”が行われます。

この時期は参拝客も多く、駐車場も使えません。

露店もたくさんあるので、人だかりが苦手でないなら行ってみるといいかも。

(私のように人混みが苦手なら避けましょう)

子供の日や七夕には境内で”であい市門戸厄神”が開催

5月5日の子供の日や7月7日の七夕に行われるのが”であい市“。

過去にはブラスバンド部の演奏やダンスが披露されました。

どちらかというとお子さん向けのイベントですね。

お菓子釣りや子供が遊べる広場を用意してくれています。

あとは親御さん向けにフリーマーケットが開かれていますね。

詳細は公式Facebookに掲載されています。

参考⇒であい市門戸厄神のFacebookはこちら

夏祭りの”厄神祭”

夏休みに境内のお祭りへ

8月19日には夏季の厄除祭である”厄神まつり“が開かれます。

ただ他の神社と違って過去にはビンゴ大会や和太鼓があったりします。

屋台もあるし、夏を感じながらのお祭りになります。

七五三詣でお子さんとお参り

お寺で七五三祝い

11月15日には七五三詣でお参りする方が多くなります。

3才・5才・7才の子供の成長を祈願にお参りします。

12月に納厄神でお焚き上げ

お焚き上げ

12月19日には納厄神という古札の焼納を行います。

祀っていたお札を返し、19日に浄火でお焚き上げしていただきます。

高く立ち上る炎はとても迫力のあります。

門戸厄神は厄に関するお寺!厄を払って開運を呼び込む

門戸厄神の東光寺

今回は門戸厄神についてお話をしました。

厄に関するご利益が有名です。

厄年や前厄の方はもちろん、「最近なんかついてないなぁ」と思う方はお参りしてみてはいかがでしょうか。

坂道も緩いですし、人混みが苦手な方でも、行事以外は参拝客もそこまで多くはありません。

お正月以外は駐車場もあるし、近くには西宮ガーデンズなど楽しめるスポットもありますよ。

また門戸厄神の周辺には他にも有名な神社があります。

参考⇒【西宮神社】商売繫盛や金運のご利益がある”えびす様”へ

こちらも合わせて参拝されてはいかがでしょうか。

西宮だと付近にランチや買い物できる場所もありますよ。

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